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200802

スローなユビキタスライフの実践


インターネットやモバイル環境を利活用しながら、地域でのエコな生活と時々都会にでかけるといったスローなユビキタスライフの体験流を楽しんでいます。

その中で、生活体験に根ざした「HI総合デザイナー(HI Ground Designer)」の必要性を説き、様々な社会的コンテキストと技術的コンテクストを結びつけるために、学際的方法論による総合アートと知識のユビキタスなネットワーク(M-SAKU Networks)活動を実践しています。

皆さんとご一緒に、HIグラウンド・デザイナーの体験流コンセプトを育てて頂ければ幸いです。

小海線の線路と浅間山

2008-02-28

89370.jpgやっと春が近づいてきた感じがしてきました。

畑の残り雪も少なくなり、小海線の線路越しにみえる浅間山の雪も、少し少なくなってきたようです。

⇒あるときに急にメールで要請があり、この写真が読売新聞の「平成100景」の新聞面のJR広告につかわれました。 

小諸の雛人形、つるし雛

2008-02-25

89366.jpg小諸で雛人形のお祭りがありました。

道沿いの各々のお家の雛人形を見せて頂くことができました。

古い雛人形の落ち着いた味わいと共に、つるし雛のそれとない身近な気持ち、両方を味わうことができたとても楽しいひと時でした。

小諸の方々は、とても親切な方々でした。
 

ぷらざ佐久平、佐久鉄道・小海線を辿る、先輩方の体験流のたまもの

2008-02-15
朝、羽黒下の駅で待っているときに、置いてあった「ぷらざ佐久平」という生活情報誌を手にすることができました。とても読みやすくて、読み進むうちに、ちょうど「佐久鉄道・小海線を辿る」の記事に目がとまりました。

そこには、「佐久にも鉄道を」、「千曲川の東を走って、小海へ」、「佐久鉄道が迎えた苦難の道のり」として、ナラティブ風に、先輩方の苦労の諸体験流がやさしく書かれていました。今は、世界初のハイブリッド車がはしる高原鉄道線というロマンチックなイメージの中で、スローなユビキタスライフを楽しませて頂いていますが、あーそうだったんだ、これも先輩方の苦労の諸体験流の賜物だったんだ、とタイムリーに楽しむことができました。

http://karuizawanet.com/さん」ありがとうございました。この「ぷらざ」が文字通り読者参加型となり、ネット上のブログなどともつながったコミュニティ活動、"信州"をもっと元気にする場につながっていくといいですね。
 

オリジンに間接的にふれる、ジョン前田、体験流

2008-02-11
いろいろとお世話になっているMHさんから、ジョン前田(John Maeda)さんの書かれた本; 「THE LAWS OF SIMPLICITY」
を送って(贈って)頂きました。

またまた、考えさせられる機会を頂いたことに、感謝しています。

その中では、以下に示す、10の法則が書かれています。
(1)REDUCE
    The simplest way to achieve simplicity is through thoughtful reduction.
(2)ORGANIZE
    Organization makes a system of many appear fewer.
(3)TIME
    Savings in time feel like simplicity.
(4)LEARN
    Knowledge makes everything simpler.
(5)DIFFERENCES
    Simplicity and complexity need each other.
(6)CONTEXT
    What lies in the periphery of simplicity is definitely not peripheral.
(7)EMOTION
    More emotions are better than less.
(8)TRUST
    In simplicity we trust.
(9)FAILURE
    Some things can never be made simple.
(10)THE ONE
     Simplicity is about subtracting the obvious, and adding the meaningful.

そして、3つのキーとして

(1)AWAY
    More appears like less by simply moving it far, far away.
(2)OPEN
    Openness simplifies complexity.
(3)POWER
    Use less, gain more.
が挙げられていました。

グラフィック・デザイナーとして、ビジュアル・アーティストとして、そしてコンピュータ・サイエンティストとしての、豊かな体験流からの極意を頂いたような感じがしました。
 

台北101、そのハイテク(その4)、世界最大のマスダンパー(制振装置)のプロファイル

2008-02-10

89360.jpgそのプロファイルがおもしろく書かれていました。

その名も「DAMPER BABY」とかわいく。

重さは、約132匹の象の重さ、
好きな遊びは、ぶらんこに乗る
好きな天気は、台風(及び地震)

だそうです。そして

星座は、てんびん座

というのもうまくできていますね。

それにしても、

血液型は、O型

というのもおもしろいですね。

でも、とにかくでっかくて、びっくりしました。
それが、こんな高さにおいて置いて、逆に大丈夫かなー?(素人考えでした。)
 

台北101、そのハイテク(その3)、これがその世界最大のマスダンパー(制振装置)

2008-02-10

89359.jpgこれが、その世界最大のマスダンパー(制振装置)です。

写真だけでは、そのでっかさが伝わりませんが、そのプロファイルがおもしろく。。。
 

台北101、そのハイテク(その2)、世界最大のマスダンパー(制振装置)

2008-02-10

89358.jpg風などによる揺れを吸収して、ビル内部にいる人々が快適に過ごせるように、というために、ものすごくでかい世界最大のWind Damperが92階から87階にかけて設置されていました。
 

台北101、そのハイテク(その1)

2008-02-10

89357.jpg台北101は、2005年に完成した101階建ての超高層ビルです。

高速エレベーターに乗ると、37秒で382mの89階の展望台へ。

そこで見つけたものは?
 

小籠包で有名な鼎泰豊はハイテック(その2)、待ち時間体験のデザイン

2008-02-09

89355.jpgその上に、お店の一面ドアガラスは、シースルーのプロジェクター表示画面になっていました。

写真の左側の天井に据え付けてあるのが、プロジェクター。

そして写真の右側のドアガラスに、コマーシャルなどの画面が映写されていました。

お店の前でのこんな体験は始めてでした。

でも、ここに、お店のPRだけではなく、台北の観光案内や最新ニュースなども映写されると、待ち時間がもっと楽しくすごせるのになー、とも感じました。

インフラは整っているのですが、これからは、お客様の待ち時間不満足度を緩和するために、どのようにお客さまの待ち時間体験をデザインしていくかが課題だなーと思いました。

とにかく、この鼎泰豊での待ち時間体験はおもしろくて、いろいろと考えさせて頂いて、とても感謝です。
 

小籠包で有名な鼎泰豊はハイテック(その1)

2008-02-09

89352.jpg小籠包で有名な鼎泰豊(豊という字は本当は古い複雑な方の字ですが)で、小籠包を楽しみました。

10数年間に行ったときには、そんなに有名でもなく、待つことなく入れたのですが、ニューヨークタイムズ誌で世界10大レストランに選ばれたこともあり、今回は1時間ぐらいも待たされました。

でも待ちながらいろいろ観察してみると、以前に比べ結構ハイテク化、システム化されていたのには驚かされました。

店の前で待っている間に、事前に若いかわいい娘が、耳にイヤフォンマイクをつけながらハンドヘルド端末で注文をとりにきます。
どうもその量にあわせて、手作りで小籠包をつつみながら、次々と蒸しているようでした。

ひょっと中を覗いてみると、なんと、蒸気であふれた厨房には、パソコンのディスプレイが何台も置かれていました。

あの蒸気で、大丈夫かなー?
 

千と千尋の神隠し、お父さんとお母さんがブタになったところ、擬似追体験流

2008-02-09

89351.jpg「千と千尋の神隠し」の中で、お父さんとお母さんがおいしいおいしいと沢山食べ過ぎて、ブタになったところです。
いや、その場面のモデルになったお店です。

私たちも、トライしてみました。

とってもとってもおいしかったです。
特に、魚のすり身ボール入りのスープは絶品でした。

あの映画の画面を思い出しながら、追体験(疑似追体験)を楽しみました。

でも、なんとかブタにならずにお店を出ることができました。
 

収蔵の楽しさ、遊び心の空間 --- 多宝格、体験流(その4)

2008-02-08
ところで、多宝格とは、何に使われたのでしょうか?

(詳細は、故宮博物院のホームページ;
http://www.npm.gov.tw/exh93/astonishing_heaven/jp_index.htm
にでていますが、皇帝の宝箱だったのですね。

------------(以下 引用)----------------------

皇帝の宝箱

公務を終えた皇帝は、何をしていたのでしょうか。

パソコンも携帯電話もない時代に、清の高宗 -- 実は乾隆帝はその時間と心力を文物の整理に費やしていたのです。乾隆帝は専門家に文物の鑑定をさせ、優れた作品を多宝格に収めるように命じました。乾隆帝時代に文物が収められたとするこの多宝格には、10点の青銅器が収められており、各文物と品名、サイズ、用途などの詳細な記述と記録が図冊に記されています。

------------(以下 略)----------------------
 

収蔵の楽しさ、遊び心の空間 --- 多宝格、体験流(その3)

2008-02-08

75201.jpgこんな多宝格もありました。

(写真は禁止なので、詳しくは故宮博物院のホームページ
http://www.npm.gov.tw/masterpiece/enlargement.jsp?pic=K1D001284


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清 
竹絲纏枝番蓮多宝格円盒
高24.5cm 直径18.5cm 

この円形盒は、外側面に竹絲(細く割いた竹片)を繋合わせて、成形してから黄色の竹皮製の纏枝番蓮文を貼り付けてある。機軸の原理を利用して円筒形の盒が四つに分割されており、180度開いて小さな屏風型になる、360度反転させると正方形の筒状にもなる。 

-------------(以下 略)--------------
 

収蔵の楽しさ、遊び心の空間 --- 多宝格、体験流(その2)

2008-02-08

75200.jpgところで、多宝格とは?

例えば、こんなものがありました。
(写真は禁止でしたので、故宮博物院のホームページから引用しました。
詳しくは、http://www.npm.gov.tw/masterpiece/enlargement.jsp?pic=K1D000795

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清乾隆 
紫檀多宝格方匣(珍玩30件収納)
長25cm、幅25cm、高21cm 

この多宝格は扉を閉めると、これ以上ないほどきちっとした方形の盒になる。

----------(以下 略)
 

収蔵の楽しさ、遊び心の空間 --- 多宝格、体験流

2008-02-08
故宮博物院の1階の106展示室に、おもしろい説明文がありました。
体験流のにおいがしましたので、その場に立ち止まり、ちょっと時間をかけて、手書きでメモをしてみました。

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「典藏趣味・遊戯空間 --- 多寳格」
「収蔵の楽しさ、遊び心の空間 --- 多宝格」
「Passion for Collecting, Space for Amusement: The Art and Function of Curio Boxes」

 人の気持ちの奥底に潜む原始的且つ強烈な欲望に、所有と収蔵があります。問題は、所有の過程を如何に末長く楽しみに溢れるものとするか、収蔵品をスペースにとらわれず如何に保管すべきかという点にあります。
 清代の「多宝格」の製作は、歴代におけるスペースの活用術、技巧、および明代文人の生活に対する情熱と知恵の集大成です。それは収蔵のテーストと理性にこだわったものであり、収蔵への気持ちに純粋な子供心を添えるものでもありました。多宝格は具体的且つ小さな遊び心溢れる空間であり、変化に満ちた空間のからくりでもあるのです。理性の下での収蔵は、系統化された収蔵に基づいています。
 多宝格は、材質または器物により分類される項目の一つであるほか、等級を基準に分類される空箱でもあります。一級品は「多宝格」に、二級品以下は「百什件」と「万宝箱」に収めるように、収蔵品の水準により納める宝箱も異なりました。また、多宝格は組み合わせの効果も重視し、収蔵品の間に関連性を持たせ、共に配置することで、空間の実用性と利便性を向上させるとともに、組み合わせの意義をより掘り下げ、物質と精神の双方を重んずる観念を生み出しました。実用性と気持ちに配った多宝格の中は、宇宙そのものなのです。
 多宝格の独特な魅力は、強調された「遊び心」、千変万化の構造、隠されたからくりなど、驚きと面白みに溢れているところにあります。鑑賞者は子供のかくれんぼと同じように、探せば探すほど多くの驚きと喜びに出会えるのです。
 「皇帝のおもちゃ箱」を開ける準備はできましたか?
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すごい体験流ですね。
それにしても、ここの学芸員の方々の奥深さには、感心させられます。
 

あるNPOの掲示板、活動の体験流の一覧・共有

2008-02-05

89350.jpg近所にある、あるNPOの掲示板です。

最近の活動の写真集や、今後の予定、そしてパンフレット、扱っている実物そのもの、などなど、諸活動の体験流が一覧できるようになっています。

そして、その場で大勢の人が、手に取ったり、一緒に指差したりしながら、体験・感動を共有できるようになっています。

IT化とは、このような活動の体験流を電子化する方向ではなくて、この場をAugmentする方向が自然で受け入れられていくのでしょうね。
 

雪原に足跡、体験流の足跡は、

2008-02-04

89290.jpg家のまわりが雪原のようになりました。

子どものように足跡をつけて遊びました。

いろんなとこにつけた足跡を眺めていると、何となく楽しくなってきました。

やはり、誰も歩いたことのないところに足跡をつけるということは、おもしろいことなのですね。

体験流の足跡は、こんなにすっきりとは表現できませんが。。。。
 

雪がふりました。

2008-02-04

89287.jpg雪がふりました。

裏山のカラマツ林が絵のようにきれいです。
 

駅のふれあい文庫、ハイデッガー、ことばについての歴史的体験流

2008-02-02

89147.jpgいつも利用する小海線の駅に、「ふれあい文庫」があります。

今日は少し時間があったので、何気なく並べられた背表紙を眺めていたら、なんと、

「ハイデッガー:ことばについての対話」

という本が置いてありました。

「問う人」と「日本の人」という2人の(奥深い)対話が、ずーと続いています。

本の最後の「解説」をみると、ハイデガーによると「東京大学の手塚教授の来訪に機縁をえて書かれた」とあり、この本は、このご本人(手塚富雄さんは実際に1954年の3月の末ごろにフライブルグの郊外にハイデッガーを訪問した)が、ハイデッガーの原著を訳されたものです。

しかも、ご本人は、「『ことばについての対話』というハイデガーのこの文章は、そのわたしとの対話のそのままの再現ではなく、そこでハイデガー自身の心内に起こった一種の興味から書かれたと見るべきものである。....」とあり、歴史的体験流の解釈学まで含んだような、ワクワクさせられるものでした。

でも、こんな本が、何気なく駅の「ふれあい文庫」に並べられているなんて.......!!

何度かフライブルグ大学を訪ねたことがあり、今年の11月にもフライブルグ大学を訪れようとしている私にとって、何か深い学び・示唆に出くわしたような気がしています。
 

赤倉のスキー場、今日は静かです

2008-02-02

89143.jpg赤倉で温泉と雪景色を楽しみました。

赤倉、妙高もとてもきれいでした。
 

千曲川、今朝の浅間山

2008-02-01

89142.jpg今朝はすっきりした青空の下に、浅間山がことのほかきれいでした。

千曲川の水量も少し少なめです。